子どもは

教育実習も残り一日です。明日で子どもたちや、お世話になった先生方とお別れだと思うと寂しい気持ちが強いです。

 

この実習期間で「子どもたちは麻薬」という言葉の意味がよくわかりました。子どもたちは本当に可愛い。そんな子どもたちが「先生!あのね!」と周りにたくさん来てくれるととても気分が良かったです。たくさん一緒に遊びました。夜遅くまで教材を作った日もありました。

 

でも、それでは将来的に見て、自分と子どもたちの幸せは守れない。子どもたちにとって必要なのは教師とのつながりよりも気軽に助け合える仲間とのつながりです。当然ですが、子どもたちと遊んでいるとき、遊びに参加していない子どもたちに寄り添うことはできません。つまり、子どもたち全員を見ているようで何も見ることができていないのです。そして子どもたち同士ではなく、教師が子どもたちとつながっている。

 

また、教師である前に私は一人の人であり、自分の生活があります。自分が幸せでないのに、子どもたちに幸せは語れないでしょう。子どもたちを幸せにするためにも私は幸せになる義務がある。「周りの人を幸せにするために君たちには幸せになる義務がある」ゼミの師の言葉が染みます。もともと分かっていましたが、クールブレインを鍛えることが今後も私の課題です。どんなに素敵な教師生活も私と家族の幸せには変えられない。両方得てこそ、私の教師としての幸せです。

 

子どもたちに伝えたかったことは毎日の授業や休み時間で伝えてきました。明日は最終日だからと言って特別なことを言うつもりはありません。これまで伝えてきたことを明日も伝えます。大切なことほど日頃から。