押し付け

昨日紹介した本の感想です。

 

親がよかれと思って子どもにすることは幸せの押し付けではないのかと改めて感じました。親の経験をもとに「〜が幸せなんだ。〜な人生を歩むのがいいんだよ」という言葉を小さい頃からかけるのは子どもに理想を押し付けるためのある種の洗脳ではないか。

 

学歴社会であるという思い込みの恐ろしさを感じました。思い込みはときに狂気へと変貌します。これからの時代の幸せを子どもたちに語る責任が大人にはあるな。

 

被告は母に常に見張られ、母の機嫌を取るために、理想を叶えるために勉強する中で、同級生が友人と勉強していることを羨むこともあったようです。

やはり、「誰とするか」の部分がどんな人にとっても大切なことだとわかります。もしかしたら、母の監視下ではなく、友だちと勉強していたなら、被告の医師になるという目標はより簡単にかつより確実に叶っていたかもしれません。

 

小さい頃から自分の子どもを見ている親をもってしても、子どもの心の中まで変えることはできない(できるわけない。していいわけない、それは洗脳だろうから)。なら、子どもが自分の幸せのために変化しようと思ったり、変化したりする環境(仲間)が必要だ。